Multifactor model
証券やポートのリターンを回帰で説明する方法の1つとして、
①Macroeconomic factor model ②Fundamental factor model ③APTを紹介する。
①
リターンをSurpriseで説明するモデル。 例えば、GDPそのものの数値ではなく、事前の予想(コンセンサス)に対するブレを説明変数とする。 コンセンサスは現在の株価に既に織り込まれており、Surpriseが株価を動かすという考え方。
そのため、回帰式の切片は、証券の期待リターン(Surpriseがない場合のリターン)となる。
説明変数は、GDPやクレジットスプレッドなどのSurpriseな変化分となる。
Ri = E (Ri) + b1 factor1 + b2 factor2 +..... + Residual
where;
factor = surprise in some ratio such as GDP rate , Spread ....
Residual = firm-specific suprise
②
一方、こちらは良くみる重回帰で、
説明変数には証券の各種指標(PE、時価総額、利益成長率など)を用いる。
③
切片はリスクフリーレートで、各ファクターで重回帰してポートのリスクプレミアムを説明する。
システマチックリスクしかないという世界を想定している。その世界では、βが同じならば期待リターンは同じ(NO arbitrage opportunity)
CAPMと違って、マーケットファクターを説明変数としなくてよい。
E(Rp) = Rf + β1(factot1) + β2(factot2) + …